2010年4月25日日曜日

誉田哲也「ストロベリーナイト」

 誉田哲也の「ストロベリーナイト」(光文社文庫)を読む。ノンキャリアながら27歳の若さで警部補に昇進した警視庁捜査一課の殺人犯捜査係主任を務める姫川玲子が主人公のシリーズ第1作。  















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 亀有・水元公園の溜池近くの植え込みからブルーシートに包まれた惨殺死体が発見された。事件は難航するが、女主任の玲子が独特の直感と発想力で事件の道筋をつけて行く。そんななか部下の大塚が『ストロベリーナイト』という謎の言葉を仕入れてくる……。

×  ×  ×

 美人で暗い過去の事件を引きずる玲子を中心とした登場人物が面白い。
・石倉保巡査部長47歳
・菊田和男巡査部長32歳
・大塚真二巡査27歳
・湯田康平巡査26歳
が姫川班のそれぞれ個性のある部下4人。
 ライバル警部補の『ガンテツ』こと勝又健作は強烈なキャラで、違法捜査も辞さない公安上がりの強面だ。また関西弁で玲子に迫る井岡博満も変な刑事と、曲者揃いである。
 個々の生き生きしたキャラクター作りもシリーズ化には欠かせない要素なのだろうね。

 怪奇的で暴力的な描写が続く冒頭部分で怖いもの嫌いの草球kusatamaは戸惑い、読むのに手こずったが、シロイヌの警察小説である。

拙ブログ「姫川玲子シリーズ」関連
「ストロベリーナイト」2010/04/25
「ソウルケイジ」2010/06/09
「シンメトリー」2011/02/26
「インビジブルレイン」2012/08/05 

 文庫巻末の解説を「梅原潤一」という有隣堂横浜駅西口店の書店員が書かれていた。西口に以前住んでいたときは、専らここを利用していたのだが、ポートサイドに移住してからはそごう横浜の紀伊国屋書店が行き付けなんだよね。どうでもいい話ですが……(笑)。
2010年4月24日読了ストロベリーナイト (光文社文庫)

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