2010年11月9日火曜日

池波正太郎「真田太平記(十一)」

幸村と信之が小野のお通邸で対面
 池波正太郎の「真田太平記(十一)大坂夏の陣」(新潮文庫)を読む。
















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大坂冬の陣の和睦がなると、徳川家康によって大坂城の濠は埋め尽くされた。堅固な城が無防備な裸城となった。牢人を抱える豊臣家の動きが不穏と、家康は再び戦に持ち込む。夏の陣である。
 決戦を前に家康は真田幸村を味方にしようと、信之に交渉を促す。信之と幸村は京の小野のお通邸で対面するが、幸村の「家康の御首(みしるし)を盗る」決意は揺るがない。
 幸村は死を覚悟し戦に臨む。家康の陣営深く切り込むが、家康を討つことを果たせなかった。激戦に満身創痍の幸村は死に場所を求め彷徨(さまよ)い、向井佐平次の遺体と出くわす。佐平次を抱きながら、幸村は息絶えるのだった。

目次:第11巻大坂夏の陣
・兄弟
・恋
・婚礼
・大坂夏の陣
・血戦
・落城

×  ×  ×

 信之が恋心を抱く小野のお通は、詩歌、書画、琴と万芸に秀で、秀吉、家康そして朝廷とも交わりがあった謎の才女として描かれています。
 第12巻:雲の峰の冒頭で、幸村の遺髪を、鈴木右近を通じて信之に届けさせています。
 遺髪はどのようして手に入れたものなのでしょうか。隠然たる力のあるお通だけに可能だったのでしょうか。最後の巻を興味深く読み進みたいと思います。
2010年11月8日読了

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