2011年1月4日火曜日

加賀恭一郎と阿部寛

ちょいmemo:新参者・赤い指のデカ
 3日夜のTBS系「赤い指~『新参者』加賀恭一郎再び!」を観る。
東野圭吾「赤い指」=2010年3月2日当ブログで書評もどき記述
東野圭吾「卒業」=2010年1月16日当ブログで書評もどき記述
東野圭吾「嘘をもうひとつだけ」=2009年12月7日当ブログで書評もどき記述

 阿部寛の加賀恭一郎はなかなかハマリ役ですね。
「新参者」は日本橋署での事件ですが、この「赤い指」はその前の練馬署での出来事です。事件解決とは別に加賀の過去が明らかになっているのが興味深いです。

 加賀恭一郎ってこんなヒトを、ちょいmemoしましょう。

「赤い指」では、溝端淳平が演じた加賀とコンビを組む警視庁捜査一課の刑事松宮脩平は、加賀の従弟で、加賀の父・隆正(山崎努)を本当の父親のように敬愛していることが、わかりました。隆正も刑事だったのです。
 加賀と父・隆正とは、母の蒸発もあり、疎遠になっています。隆正は癌を患い余命いくばくもありません。加賀は父親をけして嫌いではありません。いつも見守っています。ドラマの最後の、病床の隆正の将棋の相手が加賀だと亡くなった後に判明します。父子の情愛が感じられ、泣かせるエピソードです。

×  ×  ×

 テレビドラマの「新参者」で、保険会社の男(香川照之)と剣道で立ち合うシーンがありました。『面』を決められた香川が、加賀に尋ねます。「剣道何段ですか」。加賀は「6段です。大学チャンピオンでした」と告げます。
 国立T大学生のころは、剣道に励み茶道を嗜んでいます。「卒業」では、茶道クラブを舞台に加賀恭一郎は初めての事件に出会い解決します。卒業後、教師になりますが、数年で退職。父親と同じ警察官の道を選びます。短編「嘘をもうひとつだけ」では、クラシックバレーが趣味で造詣も深いことがわかります。

*加賀恭一郎シリーズ(東野圭吾著)
・卒業
・眠りの森
・どちらが彼女を殺したか
・悪意
・私が彼女を殺した
・嘘をもうひとつだけ
・赤い指
・新参者

×  ×  ×

 阿部ちゃんにはこのシリーズをさらにドラマ化してほしい。事件を解くだけでない、人間の悩みに迫り優しい眼差しを注ぐ刑事・加賀恭一郎はハマリ役だよね。

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