2011年11月1日火曜日

大坂冬の陣そして和議:「江」


大河ドラマ「江~姫たちの戦国~」(第42回=大坂冬の陣)

(戦は)終わっておらぬ。

淀殿も秀頼もまだ健在ではないか。

なにがなんでも豊臣の息の根を止めるまでよ。

家康(北大路欣也)が秀忠(向井理)に向って、ついに本音を語った。



慶長19年(1614年)1119日、大坂冬の陣が火ぶたを切った。真田幸村(浜田学)の奮闘もあったが、徳川方の大筒による砲撃を大坂城に受け、豊臣方の劣勢は否めなかった。そこで、家康より和議の申し出が……。常高院(水川あさみ)を交渉役にたて徳川と折衝し、1218日に和議が成立した。

和議の条件である濠の埋め立てを、徳川は一気に進めた。難攻不落の名城が無防備の丸裸同然となった。

秀忠は家康に和議が成ったあとで、豊臣を追い詰めることは避けるべきと反対するが、家康は冒頭の台詞を吐くのだった。

和議は形ばかりのもので、豊臣を根絶やしにすることこそが家康の目的であった。


 

×  ×  ×



原作・脚本の田渕久美子さんの「作り」がありました。

和議の後で、秀忠が本多正信(草刈正雄)の家来と偽り大坂城に忍び込みます。「生きていてほしい」と、降伏を勧めますが、淀(宮沢りえ)と秀頼(太賀)は断ります。

 さらに、秀忠は城中で真田幸村にもバッタリ遭っちゃいます。にらみ合う二人。上田城を攻めあぐみ、関ヶ原の戦に遅参した秀忠です。幸村は宿敵です。脇差に手をかけた秀忠に、幸村は「将軍直々のお出ましにござるか。戦は戦場にてつかまつりましょうぞ」と言って去ります。幸村サン、かっこいい。

 史実にはないことでしょうが、田渕さんの視聴者サービスですかね。




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