2012年9月23日日曜日

小野小町がいた天橋立

出雲大社・天橋立12日ツアー4

 天橋立は股のぞきに挑む。
 ケーブルカーで傘松公園山頂へ。
 えいやー、股の間に顔を突っ込む。
 空と天橋立の砂州と海が、天地逆さとなる。
 絶景かな、絶景かな。
――5月に宮島(厳島神社)、6月に松島。ジャンジャジャーン、日本三景制覇! ちょっぴり達成感がした瞬間だった。



 ガイドさんが言うには、小野小町が天橋立股のぞき第1号だそうだ。傘松山からの天橋立の景観を愉しんでいたら、小用をもよおし、その折のぞいたら絶景が視界に映ったとか。『俗説』っぽい由来だが、一度聞くと記憶に残る話ではある。

 もうひとつガイドの話から。
 天橋立は京都・宮津湾と内海の阿蘇海を南北に隔てる全長3.6kmの砂州。
 天下の名所を訪ねられた昭和天皇に、「あれが阿蘇海です」と説明すると「あぁ、そうかい」といわれたとか。
 ここで、聴いていた見学者はどっと笑っちゃう。
 これも俗説っぽい。
 九州旅行で阿蘇山でも別のガイドさんが同じようなことを言っていた。

 傘松公園山頂から大江山をかすかに望む。
★大江山 いく野の道の 遠ければ まだふみも見ず 天橋立
 小倉百人一首に採られている小式部内侍(こしきぶのないし)の和歌。彼女は和泉式部の娘。歌合わせの席で、年若い歌人で母親の七光といわれていた小式部内侍が藤原定頼にからかわれたときの返歌である。
 
 小野小町に話を戻せば、
・紀元前のプトレマイオス朝最後の女王・クレオパトラ
8世紀唐の玄宗の妃で傾城(けいせい)の美女・楊貴妃
とともに『世界三大美女』といわれるが、これって日本だけの俗説と推測する。
 小町さんには悪いが、先のお二人ほど世界的知名度がないから、ね。

 オチのない俗説三題噺でしたな(笑)。
2012914日見学
美博の館#37

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