2013年1月3日木曜日

高村光太郎はエライ

 「変温動物」と言ったけ。
寒いと活動が鈍くなる。
ヘビとかカエルとか。
爬虫類や両生類、魚類、虫類なんぞがソレとか。

太古の昔、変温動物の恐竜は寒冷期に耐えられず滅びたそうな。

変温動物に対して寒暖の環境変化に適応できるのが「恒温動物」。
哺乳類がソレだな。

高村光太郎は厳寒の冬に創作意欲がたぎったそうな。
「智恵子抄」で知られる詩人で彫刻家。
「冬が来た」なんて恐ろしい?詩があった。
長い詩でないので全文をー。

 きっぱりと冬が来た
 八つ手の白い花も消え
 公孫樹の木も箒(ほうき)になった

 きりきりともみ込むような冬が来た
 人にいやがられる冬
 草木に背かれ、虫類に逃げられる冬が来た

 冬よ
 僕に来い、僕に来い
 僕は冬の力、冬は僕の餌食だ

 しみ透れ、つきぬけ
 火事を出せ、雪で埋めろ
 刃物のような冬が来た

ちなみに「公孫樹」はイチョウのこと。
高村光太郎のような御仁は別人種とか思えない。
ちょいと寒いと外に出る気がなくなる。
「変温人間」の草野はまるで蛇蝎のような男だな(笑)。

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