2014年5月23日金曜日

映画「WOOD JOB!〜神去なあなあ日常〜」

*染谷将太が今どきのフワフワした都会っ子を好演__。

矢口史靖監督の映画「WOOD JOB!〜神去なあなあ日常〜」を観る。
原作は三浦しをんの小説「神去(かむさり)なあなあ日常」。

















主なキャスト
・染谷将太:平野勇気
・長澤まさみ:石井直紀
・伊藤英明:飯田ヨキ
・優香:飯田みき

大学受験に失敗、彼女にもフラれた平野勇気は、ふと目にした林業研修のパンフレット表紙の美女に惹かれ、研修に参加する。電車を乗り継ぎたどり着いた神去村は携帯電話の電波も届かない田舎だった。作業現場は過酷そのもので、都会の若者には到底務まりそうにない。逃げ出したくなった。

×     ×     ×  

楽しく笑える映画だ。
予想以上の面白さだった。

今どきのフワフワした若者が、
大自然と人間に触れ林業に目覚め成長する姿が清々しい。

朝採れた野菜は夕食に野菜サラダになる。
朝採れた魚も夕食には刺身になる。
農業や漁業は生産者を消費者がイメージしやすい。

だが、しかし。
林業は違うよね。
居間のフォローリングの産地なんて知らない。
今 山から切り出す木材は先祖が植えた。
今 植えた木は子孫が切り出す。
100年先を見据えた仕事だ。
時間がとてつもなくかかる。

第一次産業のなかで最も遠い存在
林業を映画の題材に選び
わかりやすく実情を伝えた
矢口史靖(やぐち・しのぶ)さんはエライ。

原作者の三浦しをんさんはもっとエライかも。

染谷将太(そめや・しょうた)が、
当初 拒否反応を示した林業を
1年かけて理解し愛するようになるまで
なかなかの好演でした。

@109シネマズMM横浜
2014年5月22日観映 #14
映劇の芸

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