2015年12月29日火曜日

小津安二郎「長屋紳士録」

*上野の西郷さん銅像脇でメンコに興じる戦災孤児の姿__
1947年 それにしても日本は貧しかった。
よくぞ育ててくれたと親に感謝 感謝(シミジミ)    ×     ×


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小津安二郎監督の映画「長屋紳士録」を観る。
脚本:池田忠雄、小津安二郎 / 1947年 /

出  演
・飯田蝶子:おたね
・青木放屁:幸平
・河村惣吉:為吉
・笠智衆:田代
・小沢栄太郎:幸平の父
・吉川満子 / 殿山泰司 /

1947年東京下町。焼け跡に家が建ち始めた。兵隊が戦地から戻ってきた。占い師の田代は親にはぐれた少年幸平を長屋に連れてきた。金物屋を営む一人暮らしのおたねが一晩だけの約束であずかるが、他に面倒をみる余裕のあるものはいない。仕方なく幸平と暮らすはめになった……。

小津の戦後第1作の人情劇。
夫も子もいない一人暮らしの初老の女が、
預かった少年に愛情を注ぐ様を飯田蝶子が演じている。

少年の芸名が青木《放屁》っていうんだよね ^_^)
寝小便をする子。
おねしょ・失禁・おもらし・遺尿・粗相

笠智衆の歌唱というか節回しが見事だ。
のぞきからくりの口上『不如帰』らしい。
♪ 人もうらやむ器量よし その名も片岡浪子嬢
    海軍中尉男爵の 川島武男の妻となる
徳富蘆花の小説です。

笠は「お茶漬の味」「彼岸花」でも歌唱シーンがある。
小津は笠の歌を好んだと思う。

「お早よう」で押し売り役の殿山泰司がここでは写真師で出ています。

拙ブログ「小津安二郎」関連
「お早よう」2015/12/27
「東京暮色」2015/12/17
「東京物語」2015/11/28
「お茶漬の味」2015/09/05
「秋日和」2015/04/26
「彼岸花」2015/01/18
「浮草」2014/11/30
「秋刀魚の味」2014/07/31
「麦秋」2014/07/27 
「晩春」2014/07/26  

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映劇の芸

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