2016年5月8日日曜日

降旗康男×高倉健「駅 STATION」

*武蔵白石という駅がある。JR東日本鶴見線。
生まれは川崎で川崎駅から海よりの京浜工業地帯へ向かった中間点。
海のドン突きにある武蔵白石駅から電車に乗り、鶴見の総持寺
(通称本山)に遊びに行ったのは小学生前だったろうか。    ×    ×    

  
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高倉健主演の映画「駅 STATION」を観る。
降旗康男監督 / 1981年 /
脚本;倉本聰  / 音楽:宇崎竜童  / 撮影:木村大作 /

出  演
・高倉健;三上英次
・倍賞千恵子:桐子
・いしだあゆみ:直子
・烏丸せつこ:すず子
・古手川祐子:冬子
・宇崎竜童:木下雪夫
・池部良 / 大滝秀治 / 小林稔侍 / 北林谷栄 / 名古屋章 /
・田中邦衛 / 武田鉄矢 / 小松政夫 /
・根津甚八 / 室田日出男 / 阿藤快 /

メキシコ五輪の前年1967年。三上英次は警察官の過酷な勤務とオリンピック射撃候補選手としての練習が重なり、結婚生活が破綻し妻直子と離婚した。
1976年。五輪射撃コーチのかたわら連続暴行魔を追う英次は、犯人として浮上した吉松五郎(根津甚八)の妹すず子を尾行する。
1979年末。警察官を辞職することを決め故郷雄冬に向かうが、連絡船が欠航したため増毛で足どめとなり、ふいと居酒屋『桐子』に入った。
射撃選手であり警察官である主人公と3人の女性との宿命的な出逢いと別れを三部構成で描く。

女が哀しい。
銭函駅から離れる列車から敬礼する直子(いしだあゆみ)。
目の前で兄が逮捕されるすず子(烏丸せつこ)。
八代亜紀の『舟唄』が流れるなか英次の胸にしなだれる桐子(倍賞千恵子)。
これでもかという雪のシーンにより迫るものがあります。

1968年1月に自殺した円谷幸吉選手(東京五輪マラソン銅メダル)がテレビに映し出され、それを見つめる英次が己の心境と重ねる場面が印象に残りました。

笑うのは武田鉄矢のカメオ出演です。
列車で眠り込む英次に寄りかかられ迷惑顔だったが、自分も寝入ってしまう乗客を演じています。
倉本聰脚本に高倉健主演「冬の華」という映画がありました。
シャガールの絵が好きなヤクザの親分が出てくるんだよね。

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