2007年10月30日火曜日

僕らのナマカ赤胴鈴之助

 ♪がんばれ 頼むぞ 
  ぼくらの仲間 赤胴鈴之助
  懐かしい「赤胴鈴之助の歌」が流れていた。

 ぶらり散歩に出る。新横浜の「ラーメン博物館」。館内は昭和30年代の雰囲気に満ちていた。オーシャンバー、駄菓子屋、露店、学校給食のあげパンも売っていた。そんななかに札幌けやき、熊本こむらさき、荻窪春木屋など全国有名ラーメン店が配置されている。

 赤胴鈴之助は小学生のころ熱狂した漫画である。少年向け漫画雑誌「少年画報」に連載された。武内つなよしの原作と永らく思っていたら、1954年(昭和29)少年画報で第1回が掲載されたところで福井英一という方が急死したため、その後を武内つなよしが受け継いだということを、この原稿を書くにあたり初めて知った。

 鈴之助は神田・お玉が池の北辰一刀流の千葉周作道場の少年剣士で、父親の形見である赤胴をつけることから赤胴鈴之助と呼ばれる。
 少年ながら剣の達人で「真空斬り」という必殺技を持っている。心と技を磨き、成長しながら幕府転覆を企てる鬼面党と対決したり――冒険ありチャンバラあり、胸躍らせて愛読したものだ。

 ラジオドラマ(ラジオ東京、後のTBSラジオ)でも放送され、ヒロインの千葉さゆりには吉永小百合が出演していた。映画では大映で鈴之助を梅若正二が演じていた。

 そう言えば、小島三児、原田健二とコント集団トリオ・スカイラインを組み、バカ役を演じていた東八郎がギャグに使っていたっけ。
 ♪がんばれ 頼むぞ
 ぼくらのナマカ 赤胴鈴之助

2 件のコメント:

徒然キング さんのコメント...

はじめまして。
赤銅鈴之助、大好きでいまでもあのマンガの似顔絵が描けます。おそらく‥‥。
ラジオの横田喜一郎という人の声、なつかしいです。
映画も梅若正二から桃山太郎まで全部観ました。
偶然、貴ブログを見つけまして、拝見させていただいています。

ハマのたそがれ人 さんのコメント...

徒然キングさん、初めまして。かなり前の拙文を探して読んでいただき、感謝とともに感激です。これからもよろしくお願いいたします^_^)。