2010年10月10日日曜日

宮川香山 真葛ミュージアム

世界が絶賛した横浜真葛焼
「宮川香山 真葛ミュージアム」(横浜・神奈川区栄町)の記念すべき開館日(2010年10月10日)ということもあり、またご近所の誼(よしみ)で早速出かけてみた。

 まずは真葛(まくず)焼の創始者である初代宮川香山の略歴を簡単に紹介する。
宮川香山(みやがわ・こうざん)
天保13年(1842年)京都の真葛原生まれ。父は陶工で、19歳のとき父と兄が亡くなり家業を継いだ。明治4年(1871年)に輸出向けの陶磁器を作る工房窯を、横浜の現在の南区庚台(かのえだい)に開いた。陶器の表面に動植物を立体的にあしらった高浮彫の技法を考案し、明治9年の米フィラデルフィア万国博覧会で絶賛され、世界にその名を轟かせた。大正5年(1916年)死去した。
 息子の半之助が2代目、孫の葛之輔が3代目(横浜大空襲で焼死)、葛之輔の弟智之助が4代目の宮川香山を名乗ったが、4代目で香山の名は途絶えた。

 開館したミュージアムに、初代香山の作品を中心に約50点が展示されている。作品のほとんどが輸出用で、太平洋戦争で消滅し、幻の焼き物といえる。勝海舟の書や手紙なども展示されている。

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 場所は横浜駅から歩いて10分弱(不動産広告では8分)。横浜駅きた東口からベイクォーターにかかる歩道橋を渡りポートサイド口に降りる。ロア参番館というマンションの1階にある。

 オープンしたばかりで館内はきれいだが、スペースは狭いと思った。土曜日、日曜日のみの開館なので、出掛けるときは確認が必要か。
2010年10月10日観覧

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