2010年12月21日火曜日

坂本龍馬×百段階段:目黒雅叙園

龍馬の愛刀・勝海舟の掛軸
 NHK大河ドラマ「龍馬伝」の福山雅治演じる龍馬はよかったなぁ。初めて大河を1年通じて観ました。福田靖のオリジナル脚本は、香川照之の岩崎弥太郎が明治期に土佐の土陽新聞の記者・坂崎紫瀾の取材を受け、龍馬の思い出を語るシーンがドラマの冒頭だった。
 龍馬の人気を確かなものにしたのは、司馬遼太郎の小説「竜馬がゆく」だが、紫瀾こそが龍馬を初めて主人公とした小説「汗血千里駒」を書いたご仁なのだよね。
「龍馬伝」が終わって1か月になるが、龍馬への思いは熱く、目黒雅叙園に出向いてみることにした。

×  ×  ×

 東京・目黒の目黒雅叙園で「坂本龍馬×百段階段」特別展(2010年11月27日~12月23日)を観る。
 東京都指定有形文化財の木造建築「百段階段」(実際は99段とか)には階段をつないで部屋がある。それぞれに絢爛たる美術品が彩っている。その7つの部屋を使い下から上へ、坂本龍馬の生い立ちから暗殺に至るまでを追って手紙、遺品、写真などを展示する趣向を凝らしている。

構成
A 十畝の間:土佐の郷士坂本家
B 漁礁の間:坂本龍馬登場
C 草丘の間:激動の時代に生きた龍馬
D 静水の間:仲間たちの中に生きた龍馬
E 星光の間:愛する人の中に生きた龍馬
F 清方の間:慶応3年11月15日の悲劇
G 頂上の間:龍馬への言葉

  本展のみどころは、
・本山白雲作の桂浜の龍馬像の原型
・刀工左行秀(さの・ゆきひで)作の兄・権平から贈られた龍馬の日本刀
・龍馬から贈られたお龍の帯締
・勝海舟から贈られた龍馬追悼詩(掛軸)
といったところだろうか。
 複製だが、「薩長同盟」の朱書した力強い筆致の裏書きや、筆マメな龍馬の手紙が展示され、龍馬の人間性を知ることができる。
2010年12月21日観覧

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