2011年1月14日金曜日

江~姫たちの戦国~:江戸東京博物館

江の常高院あて消息文・崇源院宮殿
 芦田愛菜ちゃんの熱演で初回視聴率21.7%と上々のスタートを切ったNHK大河ドラマ「江~姫たちの戦国~」――その番組と連動した特別展(2011年1月2日~2月20日)を東京・両国の江戸東京博物館で観る。

 伯父に信長、義兄に秀吉、そして義父は家康という戦国随一のセレブ女性、江(ごう)は元亀4年(1573年)、近江国小谷城主・浅井(あざい)長政と、織田信長の妹・市の間に生まれた。長姉は豊臣秀吉の側室になった茶々(淀)、名門の京極家の当主・高次の正室となった次姉・初がいる。江は12歳で佐治一成と結婚するが、秀吉の命で離縁。のちに秀吉の甥・秀勝と再嫁するが、秀勝は朝鮮出兵で病死。さらに徳川家康の3男・秀忠(第2代将軍)と3度目の結婚し、2男5女を儲ける。謚号(しごう)は崇源院。

江と秀忠の2男5女
・長男・家光:第3代将軍
・次男・忠長:駿府城主
・長女・千姫:豊臣秀頼夫人
・次女・珠姫:前田利常夫人
・3女・勝姫:福井藩主松平忠直夫人
・4女・初姫:京極忠高夫人
・5女・和子(東福門院):後水尾天皇の中宮となり、明正天皇を生む
 本展は、江と、戦国乱世の天下取りの主役、信長・秀吉・家康との関わり、多彩な華麗な人脈、波乱の生涯を遺品や手紙、歴史資料を通じてたどっている。

・江の姉の初(常高院)にあてた消息文=栄昌院所蔵
・崇源院霊廟宮殿(くうでん)=東京・祐天寺所蔵
・題醐花見短冊(重要文化財)=京都・醍醐寺所蔵
などがみどころか。

展示構成
Ⅰ:江と父母と伯父
Ⅱ:江の姉・茶々が嫁いだ豊臣家
Ⅲ:江の姉・初と京極家
Ⅳ:江が嫁いだ徳川家

×  ×  ×

 本展の音声ガイド(語り)は、江の母、市を大河ドラマで演じている鈴木保奈美が担当している。市の視点で、浅井長政/柴田勝家/織田信長/豊臣秀吉/徳川家康/茶々/初/江らの人物解説をしているのが、面白かった。
2011年1月13日観覧

人気ブログランキングへ※「草野球音備忘録」はランキング参加中です。投票(クリック)にご協力ください。
にほんブログ村 シニア日記ブログ 団塊の世代へ※こちらも、よろしければクリックしてください。

0 件のコメント: