2011年12月18日日曜日

再興第96回 院展:そごう美術館

後藤純男「新雪大和」・松村公嗣「晨朝」・小田野尚之「向島遠望」
 横浜東口のそごう美術館で「再興第96 院展」(20111215日~28)を観る。再興院展は1914年以来続く日本美術院による日本画公募展。本展では同人作品32点、受賞作品、神奈川県出身・在住作家の入選作品など90点を展示している。

・新雪大和:後藤純男
 古都の寺院に新雪が降り積もり、白銀の世界。
 来年12日から同館で「後藤純男美術館開館15周年記念」展が開かれる。

・晨朝(じんちょう):松村公嗣 
 夜明け前。月あかりのあたり一面は静謐な群青の世界。星のように輝くように咲く朝顔。蔓の先にとまるカマキリ。

・向島遠望:小田野尚之
 尾道の浄土宗の山門越しに尾道水道と対岸の向島が見える。青い海に浮かぶ船。詞書には白昼夢のようだったとありました。

×  ×  ×

 大震災をモチーフにした作品が散見されました。今年の院展の特徴でしょう。描かねばならぬ想いに駆られた画家が多くいたのでしょうな。
20111217日観覧


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