2012年7月7日土曜日

マウリッツハイス美術館展:都美

「真珠の耳飾りの少女」の眼差しにドギマギしちまったぜぇ――。 

 新装なった東京・上野の東京都美術館で「マウリッツハイス美術館展」を観る。
 本展は、オランダ・ハーグにあるマウリッツハイス美術館から、17世紀オランダ・フランドル絵画、フェルメール、レンブラント、ルーベンスら巨匠の名品約50点を展示している。なかでも注目はフェルメールのシンボル的な作品「真珠の耳飾りの少女」。2012630日~917日開催。




 名品ぞろい。目を凝らし観る。
 想像以上の見応え十分の「マウリッツハイス展」である。
 なんといってもフェルメールの「真珠の耳飾りの少女」(1665年頃)を観なければならない。お目当てににたどり着くと、長い列があった。

 その絵は、世界的な名声と比べて、なんと小ぶりなことか。

 だが、しかし……。
 縦46.5×横40センチの小品は、遠巻きに観ても、存在感を漂わせていた。
 スポットライトが当っている。
 「少女」は輝いているのだ。
 彼女のオーラが輝いているようだった。

 どんどん近づく。
 憧れの人に逢うように緊張する。
 そして、ついに「少女」の前に立った。 

 瞳が合った(――ように見えたのだよね)。
 こちらが観ているのに、見つめられているような気がした。
 ドギマギしちまったぜぇ(杉ちゃんみたいだが=笑)。
 ターバンの青がひときわ鮮やかだった。
 まさにフェルメール・ブルー。
 耳元の真珠は断然たる光彩を放っていた。

 観たのは、パンダの赤ちゃんが誕生した日だった。どうやら都美(東京都美術館)を出てきたころに、生まれたらしい。都美は上野動物園に一番近い美術館である、などと勝手に『縁』を強調したりして……結構、私は自己顕示欲が強いかも(笑)。

 名画に魅了された日は、赤ちゃんパンダの誕生日と記憶に留めたい。
201275日観覧

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