2013年7月10日水曜日

プーシキン美術館展:横浜美術館

*ルノワール最高峰の肖像画 《ジャンヌ・サマリーの肖像》  

  「プーシキン美術館展 フランス絵画300年」を横浜・みなとみらいの横浜美術館で観る。17世紀ブッサンから、モネ、セザンヌ、ゴッホ、20世紀のピカソ、マティスまでフランス絵画66点を展示している。開催2013年7月6日〜9月16日。



展示構成
第1章:17・18世紀ー古典主義、ロココ
第2章:19世紀前半ー新古典主義、ロマン主義、自然主義  
第3章:19世紀後半ー印象主義、ポスト印象主義  
第4章:20世紀ーフォーヴィスム、キュビスム、エコール・ド・パリ

・ピエール=オーギュスト・ルノワール
 《ジャンヌ・サマリーの肖像》1877年
ピンクのやわらかい背景に
愛らしい女性が微笑んでいる。
見つめる目もやわらかい。
穏やかな時が流れている。

ルノワール印象派時代の最高峰の肖像画といわれる。
プーシキン美術館展の目玉、注目の作品。

女性はパリのコメディ・フランセーズの女優ジャンヌで、
ルノワールのお気に入りのモデル。
大金持ちと結婚したが、30歳の若さで亡くなったそうな。

5月に白金台の松岡美術館で、
ルノワールの《リュシアン・ドーテの肖像》を観た。
あどけない可愛らし子だったなぁ。

・フィンセント・ファン・ゴッホ
《医師レーの肖像》1889年
1888年アルルでゴーギャンとトラブルが原因(もと)で、
「耳切り」事件を起こしたゴッホ。
そのとき治療にあたったインターンのレー医師を描いた。
治療の甲斐があって回復した。

渦を巻いた緑の背景に
輪郭のはっきりした医師の顔。
筆致が力強い。

絵はレー医師に贈られたが、
彼は気に入らなかった。
すぐに安い値で売りわたしたそうな。
絵にまつわるゴッホの経緯(いきさつ)が面白い。

展示作品は66点と多くはないが、
見ごたえは十分でしたぞ。

2013年7月9日
美博の館#25

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